2度手間っ!2018/05/24 11:21

さぁ~今週の作業も先が見えてきました。

工場ではNA6のエンジンオイルパンガスケットからのオイル漏れを修理です。

メーカー系工場で以前エンジンリアハウジングの交換をしているとオーナー言ってましたがそんな事してませんね(汗)ハウジングも古いし、ガスケットモ古い物がそのままで、ちゃんとオイルも漏れてました(笑)

僕の予想通り。

オイル漏れ対策して綺麗にしておきました。これでオイルは漏れないと思います。

可哀想に、オーナーさんは2回分の工賃払ってようやく修理できました。

エキマニの中間ガスケットが吹き抜けておりましたので一緒に修理できますね~NA6で整備環境が整って内容もしっかりしてないと色んな物が漏れてるなぁ(爆)

半端な整備では治らない。

25年前後経つNAロードスターの驚くべき生存率。
構造も新しい物にとらわれない実績のあるエンジンや駆動系とそのレイアウト。

ハイパワー化が進んだ時代にあえて130馬力のナチュラルアスピレーションで挑んできた事が今になって生存率の高さとなっているのです。

これがハイコンプや加吸気エンジンであればここまでの生存率の高さにはならなかったかと思います。

あとはオーナーのロードスターに対する気持ちやメンテナンスに対する認識の高さもあってのことです。

そしてメンテナンスする工場の技量もこれから先は重要なポイントとなってくると思います。

お金かけて部品交換したら良いって年式ではございません。キリ無いし。一つの部品交換で、それに付随する部分を同時に分解するケースは多いです。その一緒に分解したときにメカニックが何を感じて、何を対策するかが大きく今後の寿命を左右します。

ちょっとした手間から、関係無さそうな部分なのにコレでもかっ!ってくらい綺麗に磨いたりグリス塗ったり、場合によってはブラスト掛けてリペイントしたり・・・

それが出来るかどうかで後々の差になってくるのです。

というか、既に差が開いております。

時間も掛かるし手間もコストも掛かりますが、まだ使える部品を綺麗にする事で先のトラブルも防げたり、次の分解も出来るのです。

まぁ車見ればどのようにメンテされてきたか判りますけどね。

時折、理解できない修理が施されているケースもあり、雑なメンテは高確率で後から大きなトラブルを抱えます・・・

ちょっとした事なんだよね、ホースバンド一度外したら必ず角度など同じ位置に戻すとか、タイラップの使い方や先っぽの切り口や向きなど。

もっとベーシックな部分だとボルトの頭が複数傷んでる車両にまともにメンテされた形跡は見えない・・・など。

古い車を長く乗るには担当メカニックの性格やその距離感も大切なのですな。

さぁ~今日からNDを軽井沢ミーティング用にモディファイしていきます~♪

間に合うかな?

今日も一日がんばりまっしょぃっ!