もてぎエンジョイ耐久っ!JOY耐2019/06/18 11:04

行ってきましたモテギエンジョイ耐久、JOY耐。

木曜に荷物を積んで、借りた2トン車で金曜早朝にモテギサーキット入り。

金曜はドライバー4名で公式練習となります、今回のステージJOY耐号ですが~実は全開走行2回目(汗)前回の走行からスプリング交換してミッション交換、レース装備の見直しとアライメントの見直し、その他メンテをしてきましたがどうなるかな?まだ予期せぬ顔出して無いトラブルなども想定出来ます、エンジンブローとかなら予備エンジンが無いので本番前に一瞬にしてパーですし・・・

という状況でのテストデー。
前回に続いてドライ路面での走行ですので変更箇所の確認はスムーズに、特に問題も無く走行終了。メカニックが僕だけなのでスプリング交換やガソリン抜き、入れなどそれなりに忙しく一日が終わりました。

翌土曜日はチームメイトも揃いにぎやかに公式予選となります、が、朝から雨のフルウエット。朝一に確認走行枠がありましてそれを1時間走行します、雨での車両のセットアップがどうなってるか判りませんが、ドライバーの技量でカバーしてもらい順調に走行を重ね午後からの予選スタートとなります。

予選はAドライバーとBドライバーの合算タイムで決勝グリッドが決まります。結構ハードなウエットでFRのライトウェイト車には非常に危険な状況の中でAドラ大橋プロからのスタートですが、タイアの温度が上がらないままでコースオフ・・・大事に至らなかったのでその後順調にタイムを刻んでもらい走行終了。

続いてBドライバーNINO高橋(パーティレースドライバー)が予選に入ります。大橋さんのアドバイス通りに走らせて安定して中々のタイムを刻み予選を走らせてくれました。

あとはCドラのミサキ選手(パーティレースドライバー)とDドラのチャーリースドウ選手(前職場の社長さん)の走行枠がありましたが天気予報を見る限り決勝レースはドライになりそうでしたしウエット走行のリスクと車両の消耗を考えて走行はキャンセル。

予選は71台中の52グリッドと雨のロードスターでは仕方ない玄人向けの後方スタートとなります(笑)

夜はチーム員皆で飯食ってビール飲んで、チームワークを固めます(笑)

迎えた決勝、朝は少しウエット路面でしたが気温も上がりスタート前には完全なドライになりました。ドライ路面しか想定してない足やブレーキなど車両のセットアップでしたので一安心(笑)グリッドウォークでは当店のお客さん達も沢山来てくれて、キャンギャル撮影会で盛り上がりました(爆)予選グリッド後方なのにメチャ盛り上がってるチームはウチくらいでしたがお祭りですからねぇ~盛り上がるなら思いっきりいきましょう。

そして決勝7時間耐久レーススタートです。
もう、本当にスタートすると「とうとう始まったか」と内心思います、車両を作った僕としては「頼むから壊れるな!」と心の中で叫んでます。今まで使った時間とお金と協力頂いてるスポンサーやチームメイトを考えると通常の神経ではプレッシャーに耐える事出来ないかも知れません。裏付け出来る自信が無いと不安に潰されるので日々不安を一つずつ潰してきました。それでもエンジン内部は今回手を入れて無い5万キロ走行のエンジンですので不安はあります、ほんとレース車両は全てを自分の手で確認しておかないと不安は消えないんです。

レースの組み立てはデーターロガーの解析頂いてるOムラさんにお願いしてます、まぁその筋のプロですが、今回のチームのドライバー情報や車両のデーターもまだ少なく、当日何とか帳尻合わせして作戦を立ててもらいます。スーパー耐久でもフル参戦でデーター解析している人なので耐久レースは任せられます。僕の数倍レースの組み立てが正確で早いです(笑)

JOY耐は給油方法に特徴があり、サーキットのスタンドを利用して給油しなければなりません。しかも手押しでスタンドに向かうレギュレーションですし、給油の順番待ちもございます(汗)当日スタッフを決めて、給油チームを作り作業してもらいました。みんな初めてなので心配してましたがパーフェクトで作業してもらいました。

メカニックはメイン作業3名で挑みました、車両は制作した僕しかとりあえず判りませんのでJOY耐経験もあり、仕事でNDロードスターを触ってる群馬のヒライジドウシャの平井君を巻き込んで、もう一人は昔からの何でも仲間であるファイア丸山さんを引きずり込みました。レースの流れからルーティン作業の説明など、まぁ簡単に説明したら理由を理解出来る人達じゃないと全て1から教える時間はありませんのである程度ツーカー出来るメンバー(笑)

ドライバーもメカニックもその他作業も全てがチームであり、即席でも纏まらないとレースを順調に進めません。僕がスーパー耐久で経験してきたチーム力の大切さをいうのを言葉じゃなくその場の空気で理解してもらい、状況に合わせて空気を読める人が全体のチーム力を少しずつ高めて行くのです。

レースは順調に進み、52番スタートでしたが徐々に順位を上げて行き、上位まで食い込む事はありましたがピットストップで大きく他のチームも順位が変わりますので最後までわかりません。7時間レースの最後1時間くらいで各チームもトラブルや作戦ミスにより順位も大きく動き始めます。耐久レースの醍醐味なのですが、当然僕らのチームも不安無い訳ではないので・・・ラストのピットストップを終えてラスト1時間を祈り見守ります。

耐久レースはスタート時とゴール近くなった時の不安内容は大きく変わりますね。

そんなこんなで無事チェッカーを受ける事が出来ました!
チームメイト、応援来てくれた人達にも沢山配った青のピットクルーシャツがピットに一杯集まってのチェッカーは本当に綺麗で、そして7時間を戦った車両も本当にカッコよく見えました。

いやぁ、ほんとゴールして最初に思ったのは・・・

「疲れた」

でした(笑)
感動も少しありますが、スーパー耐久も何時も感じますが、感動よりも安堵。

感動や反省や野望はその後の帰り道や後日感じる(笑)

しっかしフルパワー過ぎたかもしれませんな・・・ピットの規模もS耐並み・・・応援の規模はS耐以上だったかも?チーム全体で盛り上がりました!

今回のチームメンバー、スタッフ、個人、企業スポンサー様にメーカー様。本当にありがとうございました!JOY耐は年に1度のお祭りですが、JOY耐号はこれからも練習や他のイベントで走らせる事になります。
応援よろしくおねがいいたします!