STAGE「T」のロードスターじゃなきゃダメなんだっ！

さぁ～雨の長岡シティでありますが、超寒い訳でもないのですがシャッター閉めて工場に引きこもって作業です。

みんなの愛するNA6、NB6のB6エンジン。

元々ファミリアに搭載されて当時はターボが付いたりラリーに出たりと、３５年くらい前の設計ですが今でもロードスターに積まれて毎日の通勤やサーキット走行などで頑張っております（凄）

基本NA6もNB6も大きな差はありませんが、カムシャフトやラッシュアジャスター、コンロッドなど違いますね。あ、あと余談ですがシリンダーヘッドの燃焼室形状も何故かNBになって少し雑な物が多いような気がします・・・

サーキット走ればパワーなんてほぼ同じですけどね。
計測して大体どれも１００～１１０馬力くらいっす。


NB6のB6で変わってくれたら有難かったなぁ～ってのがシリンダーヘッドガスケットでございます。

このガスケットはNA6と同じ物でして、これがちょっと古くなるとオイル漏れを起こします・・・すっごく漏れるか？と言われれば僅かにずつ漏れるだけですが蓄積された汚れなど気になるし、数年かけて酷くなるケースもありますので気になれば交換しかございません。

じゃあ簡単に交換できるかと言われればそうでもなく。

エンジンの周りのパーツの殆どを外してシリンダーヘッドを降ろしてからの作業となる為に時間も工賃も掛かってしまいますね。今回はタイミングベルトの交換と同時ですので総額は掛かりますが、長く乗るロードスターですからその個体に掛かる総計は一気に作業してしまったほうが安くなるしオイル漏れの無いエンジンは見ても気持ち良いですな。

ついでというか、作業に関わるオイルシールやガスケット、ホース類も全部交換、外した物だけじゃなく長年見てきて絶対にダメになる場所ってのがありますので少し深く分解して対策しておきます。

次の１０万キロをトラブル無く乗る為に・・・です。

今まで色んなトラブルを見てきてますが、多くのトラブルは事前に回避できるものが多いと思ってます。

当店の常連さんにまだ沢山のNAやNBがありますが、オイル交換などでちょくちょく入庫してくれている車両は殆どトラブルは出ませんね。サーキット走行している車両もオイル交換などのタイミングで点検してますし、そんなちょっとしたリフトアップで事前にトラブルを回避出来た事も数えきれないほどあります。

やっぱ点検と日々気にするかどうかだと思います。

今回もあと１０万キロ以上をノントラブルで走って貰えるように頑張って整備します～♪

さぁ～今日も元気にいきまっしょぃっ！