これが社外品っ!2020/11/28 10:34

さぁ~今日は雨の長岡シティでございます。

明日はRスペック柿崎にてジムカーナ練習会でございます!エントリーの方々は朝9時くらいにコース集合でおねがいします!

さて工場ではクーラント漏れのNA6が入庫であります。
走行距離的に前回のタイミングベルト交換からボチボチ交換時期が迫ってきてましたので水漏れの箇所も気になりますがウォーターポンプやらその他のホース類など気になる所全てを交換前提で分解してみました。

そしたらウォーターポンプはマツダのパーツじゃない社外品でした、うーん、僕的には何かと思う事の多い社外品ですが特にウォーターポンプASSYに関しては純正の方が良いですね。社外ポンプはオマケ?でガスケットが付いてきます。これがダメでねぇ・・・本当にダメ。厚さも薄くて紙の密度も少ないんですよ。特に古い車は相手の歪みや錆などで荒れてたりしますので漏れトラブルになりやすいと感じます。あと、薄いせいで少しオーバートルクになりがちです。

社外の紙ガスケットは大体がダメだと感じますので僕はロードスターに限らずにガスケット系やゴムシール系は必ずメーカー純正を使ってます。

社外のウォーターポンプも画像を見て頂ければ判ると思いますが(見難いけど)水を送るフィンが鋳造なんです、フィンに厚みがかなりあります。マツダ純正は鉄板を加工したフィンでして薄くて抵抗は少なそう、見た目からしても社外品は効率よく水を送ってくれるとは思えませんなぁ・・・実際には判りませんが、チューニングエンジンやサーキット走行車では純正以外は使えませんね。

今回は分解してみたらウォーターポンプをエンジンブロックに取り付けるボルトに液体パッキンが塗ってありましたので前回の作業者も不安だったのかな?それとも一度漏れた?普通は塗らないので何か感じたんでしょうね。

で、肝心の漏れ箇所ですが、サーモケースとポンプサイドのフランジのバイパスホースをつなぐ金属パイプのクラックでした。原因は判りませんが偶にありますね。振動や錆が原因だと思います。工場の奥に程度良い中古パーツがありましたので綺麗に処理して交換しておきました。ついでにサーモスタットも交換してます。

カムシャフトオイルシールにクランクオイルシール、そしてクランクシール部のオイルパン部分を完全な脱脂とコーキング処理で漏れ対策。外した箇所のホースは全部交換(他のホースは数年前に交換)してフロントカバー付近はパーフェクトに整備しておきました。

まぁ一番気になったのはロングライフクーラントが水道水で割られていたという事、しかも薄い(笑)・・・判るんですよ水道水使うと(本当)もう20年前からウチは全て蒸留水を使ってました、最近では水が高くなって割る必要のないアルミブロックにも使えるハイパークーラントを使用してますので水も使わなくなりましたが、水道水は不純物も多くなりエンジン内部を傷めるのでダメですなぁ。直ぐに汚れるし。

未だに居るんですね、水道水で割ってる工場(笑)

アルミシリンダーでもやってるんかな(汗)

長く乗るロードスターは、ただメンテをやれば良いって訳ではございません。その車が10年後でも走れるようにチョットした気遣いやノウハウで未来の程度が大きく変わってくるのです。

さぁ~明日は楽しく走ろうジムカーナ!今日も元気にいきまっしょぃっ!