寒いっ!2021/01/19 12:44

寒いですなぁ長岡シティ。
雪の量はかなり減りましたので問題無いのですが最高気温がマイナス2度とかですので・・・氷が溶けませんな。

さて。NDのデフオーバーホールも先週末に納車できました。今回ピニオン側のベアリングも全部交換してオーバーホールしました。何時も思うけどアルミのデフケースは何回のオーバーホールに耐えられるのか、走行距離や熱問題など使用限界が何時までなのか判りませんなぁ~。必ず歪みとか起こると思うんですがNDは回転数が低いので大丈夫なのかなぁ~?

先日お客さんと話が出ました。

NCロードスターはNAやNBとは大きく違うなぁ~って言うのです。まぁ確かに違うっちゃ違いますが基本となる車の作り方はそんなに大きく変わりません。シャシレイアウトなどは違いますが、それよりももっと深い部分の構造や考え方などは古い日本車の流れ、NAロードスターからの流れを受け継ぐような進化系となっております。

NDはNCから確かにレイアウトこそ似ておりますが、設計思想やマテリアルなどかなり変化しておりまして車そのものの世代が変わったような印象を受けております。作り方が大きく変わり過ぎている為にその辺が今になってNCロードスターがユーザーに受け入れられている部分でもありますね。

NAからNBへの流れは誰にも理解出来るメーカー的、マーケット的に正常進化かと思います、更に言えばNA6からNA8へ、NB1からNB2へなどは順番にNAのベーシックな部分を残して上手い事進化させております。

NB2が出た時にはそれまで良かれと思ってチューニングして来たNA乗りが嫉妬するレベルでした。メーカーレベルでのフルチューニングってのは凄い!と思いましたよ。

そしてNCが発売になりましたが、マツダの経営スタイルの変化に基づき各所フォードの血が混じってますが相当苦労してフォードに流れ過ぎず強行開発されたのではないか?って感じますね。ボディサイズやエンジンは大きくなりましたがそれでも根本の設計は以前の日本車の流れを受け継いでおりますので足回りのストロークとレイアウトは大きく変わりましたが作り的な部分では似たようなもんですね。

NDは・・・見た目的な部分はNCのソレなんですが・・・実は見えない部分は全く違うんですな。制御系、電装系も全く変わってしまいまして、最近の量産車の家電感は否めませんが、もうその思想自体の変化が大きいんですね。各種センサーで見守られて、時にスロットルでさえ人間の意図しない動きをいたします。シャシ性能を引き出すにはプログラムを理解しないと・・・なんて時もあります。

じゃあメカニカル部分では何が違うの?って話ですが。
僕的にはNDが今までから大きく変わったと思うのは「デフ」です。

オールアルミケースを実現する為に?だと思いますがファイナルギア比を低回転化しております。ケースに負担が掛からない、ギアも薄いです。デフケースアッセンは非常に軽量です。ミッション含めてパワープラント系のこれまでの当たり前だったギア比などの考えを変えて実戦してきたのは発売前から非常に驚きました。

プロペラシャフトの回転数が低いと言う事は悪い事何も無いし。

この辺はちゃんと考えて開発されたスポーツカーらしく心底素晴らしい部分かと思います。

NDの価値はデフだ!(笑)

まぁ、普通に乗ってる人には全く判らない部分かと・・・(汗)

もっとそういう技術を宣伝しても良いのになぁ~って思います。

さぁ~今日も元気にいきまっしょぃっ!