LSDとはっ!2025/02/01 10:24

今朝も僅かに積雪あり・・・毎日僅かにあり、路肩には少しまとまった雪が増えましたが道路に雪はありません長岡シティ。

さて、工場ではシャッター閉めきってのND5リアデフのオーバーホール。

スポーツ走行では必須と言われていたリミテッドスリップデフ通称LSD。昔のAE86とかはLSDが無いと本当に走りませんでした・・・インリフトして内側からタイアスモーク出しながら峠のヒルクライムだったんです。もうねFR駆動の車にLSDは必須!

ってメーカーもオプションで付けるくらい。

メーカーオプションは2ピニオンで、TRDとかになると更にイニシャルを掛けられる4ピ二・・・何とも懐かしい響きです。

それが今のND型になると・・・普通にスポーツ走行するくらいならオープンデフでもタイム出ちゃいます。

それだけシャシーが開発されてきて、トラクションが掛かるようになりました。

NAやNBなどの古い車も社外ダンパーの開発が進んでセッティングも出せる所が増えてきたので今ではLSDの役目は昔より薄くなってきておりますな。

とは言いましてもジムカーナのような極低速からの加速やパイロンターンなどでは最新のNDのトラクションが有ってもイン側ホイルスピンしますのでLSDの登場となる訳です。

昔はデフケースの蓋が歪むくらいパツパツにシム入れてデフロックみたいなバキバキLSDも見た事ありますが流石に今となっては少し緩めが主流となってきていて、しかもその緩さの中での効き始めのタイミングや強さを調整してその車の走り方に合わせた物を求められてきております。

とは言いましても。

レースのように一定条件を繰り返さなければセット出せませんので、レースでも「邪魔にならないくらいの効き」を探す訳です。

一般の人には中々難しいというか、一定条件を求める意味が少し薄いかと思いますので「こんな感じ」というオールマイティな部分を(笑)

最近はメーカーの標準が中々イケているとロードスターに関しては感じてますし、オーナーも今まで調子よいので〇〇の標準で・・・という感じが多いですな。

確かに乗ると邪魔にならず良い感じに効いてくれるのです。

極ハイグリップや極ハイレートな車両など改造が進むとLSDに頼らざる得ない事も出てきますのでアタック車両とかですと「多分」それなりにイニシャルも効き自体も強めかと思われます。

シャシー性能を引き出す最終的な味付けがLSDでして、ロードスターで昔から使われているトルクセンシティブLSDなんてのは本当によく考えられていてストリートで邪魔にならずにスポーツ走行もこなしてくれるLSDですのでチューニングパーツのメカニカルプレート式のLSDの出番も減ってきましたが分解してシムを入れ替えて調整出来るという部分にまだ夢や希望とロマンがあるのでしばらく無くなる事は無いんだろうな~(笑)

さ、もう週末!今日も元気にいきまっしょいっ!