STAGE「T」のロードスターじゃなきゃダメなんだっ！

スーパー耐久富士戦スーパーテック10時間耐久レース行ってきました。

チーム８８村上モータースＮＤロードスターのメカニックとしてレースメンテとレース中のタイムチャート、タイア交換などなど10時間レースですがメカニックとして戦ってる時間は１日だけでもぶっ通し18時間くらいありました（本当）

結局レースのカタズケも終わったの遅くて、急遽もう一泊追加してもらい飯食いに出て・・・昼間も慌しいに関わらず２１時間くらいフルに活動してましたね（笑）

我ながら凄いなぁ～と・・・チームの皆もフラフラで倒れそうになりながらもビール飲む姿を見ると僕だけじゃないんだなぁ～と（爆）

レース結果は予選トップ決勝２位！

書くと簡単ですが、非常に厳しいレースとなりスタートしてまもなく横から当てられ遅れて7位くらいまで下がってしまいました。車両はステアリングセンターがズレて他のトラブルに発展する可能性も考えるとペースも上がらず、周りのペースも速くて追いつかない・・・少しずつペースを上げるも車両トラブルと２回のペナルティで遅れを取り戻すことが出来ず苦戦。ペナルティ内容はタイミング的にどうしても避けられなかったものが一件あるので仕方ないが・・・

それでもタイア交換のタイミングをずらしてドライバーに頑張ってもらったり、ドライバーのドリンク装置も途中で壊れ、保険で用意したサブドリンクも飲みきって、それでも周回を増やして走ってもらったりして・・・

本当に厳しい。

しかもレース中盤でパワステが調子悪く、ドライバーも「コース内に居るのがやっと・・・」というレベルで無線が入ったけどどうにも出来ず・・・パワステ修理していたらレース結果は残せないので何とかドライバーの腕力に頼るという状況。

ペースも上がらず淡々と走っている状況だけど少しずつ回りのマシンにもトラブルが出始めて自然に順位が上がるという感じでまさに結果は神頼み的でゴールだけを目指して走っておりました。

後半にパワステの壊れた状況も、ドリンク装置も使えない状況もドライバーさん達に苦労してもらい。パワステの故障も出たり出なかったりと難しい状況のコツをつかんでタイムも安定（笑）

最後の１時間くらいで順位が上がって気がつけば２位でのゴール！

しかも年間シリーズチャンピオンのオマケ？付きっ！！！

レース終わってフラフラになりながらも再車検に車を持ち込む・・・中々返してもらえず・・・流石にこれだけ村上モータース調子良いと回りも厳しいわ・・・じっくりと調べてもらったけど当然違反なんて無いので堂々の再車検（笑）

しかしフラフラでもう新潟まで帰れないし、車もメカニックも返してもらえないしで本当に疲れた一日（もう少しで翌日だけど）

時間掛かったけど正式結果も出て一安心。

スーパー耐久というレースに携わらせてもらい、１年目に苦労して中々勝てない辛いシーズンを終えて、今年は新体制に立て直し２年目の挑戦なのだけどシリーズチャンピオンをいう輝かしい結果を残り１レースありますが手に入れる事が出来ました。マツダのレース史では国内で大きなレースのシリーズチャンピオンって始めての事かも知れません。マツダの歴史に大きく名前を刻む事が出来たスーパー耐久シリーズチャンピオンです。

これって本当に凄いと思います。

村上さんを筆頭に、集まったロードスター乗りとロードスター好き（86好きも居るけど）レースだけやってきた訳じゃない人間の集まりだけど。勝つために努力を惜しまないでやってきた事がここまでチームをマトメ上げ、結果に結びつくもんだなぁ～って物凄く勉強になりました。

レース直後にドライバーの加藤さんが無線で「村上モータースは素晴らしいチームです、本当にありがとう！」って言ってくれました。

その時に無線持っていた人しか聞けなかったかもしれませんが、聞いてなくともチーム全員同じ事思ってました。

最高のチームに、最高のタイミングで居れた事に本当に感謝しかありませんっ！

まだ残り１戦岡山がありますが、最高のチームで最高のレースをジックリと楽しみたいと思います。

応援してくれた人たちも、チーム員全員にもありがとう！