次から次へっ!2020/11/06 10:32

アメリカの大統領選挙とか見ていると、あのお祭りムードは少しは見習っても良いと思う反面、インチキだぁ~!裏工作だぁ~!っていうのも沢山、もう何を信じて良いのか判らんと言う事態になってるのは・・・良くも悪くもアメリカっぽさを感じます。

さて、工場ではBPエンジンのメンテナンスが続きます。
走っていたら何の問題も無い車両なのでしょうけれど、良く見て行くと色んなトラブル予備軍が見えてきました。

クラッチパイロットベアリングの固着、これはミッションを壊します。ウォーターバイパスホースの漏れ、これは普通にクーラント減って行きますので放置する訳にはいきません。排気のEGRシステム配管のクラック、これも放置出来ないなぁ~。今まで一度も触った事の無いボルトの固着も、ベルトテンショナーのボルトが緩んでいたり、オイルドレンや各部のボルトが全体的に緩いのも問題かなぁ。

タペットクリアランス点検、不良個所のみシム調整して。各部綺麗にするのも大変ですね、特に細いウォーターバイパスホース関連の金属ジョイントの錆は綺麗にサンドブラストで落としてクリア塗装してシリコン系の液体ガスケットを極薄塗りして新しいホースで組みました。オイルパンも剥いで洗浄も2時間くらい掛かります。パン剥いで洗浄して組み付けに4時間くらい使ってるかも?

ほんと、洗浄だけでキリが無いのです。

時間=コストなのでやり過ぎもアレですし、重点的にやるべき所だけシッカリと。

あとは全体的に綺麗になってればOKポッキ~

あと10年戦えるか!?

ロードスターってそうやって沢山の個体が何処かでメンテされて今でも元気に走ってるんですよね。サーキットで元気なNAとか本当に年式考えればアリエナイ元気さで走ってます。

サーキットとか足を運んだ事ないロードスターオーナーは是非ロードスター走行会を見学だけでも良いので見た方が良いです。

僕は昔からサーキットを全開で走る古い車達を見ると心の何処かで熱くなり泣きそうになります。オールドMGとかナローポルシェとかの全開付近のエンジン音など何処か一杯一杯な感じの咆哮は完成度の高い現代の車では絶対に出無い音なのです。その音から想像するにメンテされているのは当然エンジンだけじゃなく、よく見るとシャシの全ての箇所に手が入れられてメンテされてます。そういう苦労と言うか車に対する「愛」が見えるので熱くさせるのです。

我らロードスターはまだそこまでになってませんね、作りも年代も違いますが多くの個体のエンジン、シャシの多くの部分はまだ手つかずの箇所が多くあります。この手つかずの部分が後にメンテを必要とし、手の入って無い部分が無くなってきたら旧車と呼べるようになるのかと。

まだまだ時間が掛かります。それくらい未来までパーツの提供がされていると良いなぁ~

そろそろマツダもNAのホワイトボディ出してくれないかなぁ(笑)

さぁ~今日もガッタンバリバリいきまっしょぃっ!