メンテっ!2016/12/01 12:16

昨日は~昼から?夜まで作業です~♪

定番のNA6のシリンダーヘッドガスケットの交換です。
シリンダーヘッドの脱着は何時もインマニを一緒に外すか、エンジンルームに残すか迷いますなぁ~どっちも同じくらいの作業工程なのですが、NA6のインマニガスケットは水も通っているので一緒に古いガスケット交換の意味も含めてインマニはエンジンルームに残すのが最近のヤリ方かな。

今回僅かにインマニ部から赤くガソリン漏れっぽい感じもあったので結果メデタシです!

ガスケットを綺麗に落としたり、錆びたパーツをブラスト掛けてクリア塗って、ボルトも磨いてカッパーグリス塗ったりプラパーツにシリコン剤で磨いたり・・・僕の作業は単なるパーツ交換ではありません。

伝票に書いてある2倍は見えない作業しているかと・・・

僕の趣味なのでどうでもよいけど。

今回車両をお預かりする時に。
「専門店だから早く終わると思って・・・」と先にお話頂きました。

まぁそりゃ~僕も何台も同じ作業してますからね、急いで作業したら一日で終わります。

でもレース以外はスピードを求めてする作業は当店では無いのです。むしろ・・・普通に部品交換だけじゃないケースが殆どなので時間が掛る・・・(笑)

です。
バラして、洗浄、組付け点検で倍の時間を使ってます。

スーパー耐久NDではタイア1本の交換の為に何回も練習して、段取りして工具もボルトも全て特注の物を使って1本の交換に11秒くらいでタイア交換します。これも確実に早い作業が求められます、タイアをハブに合わせる時にボルト穴に通らないと倍くらい時間掛ってしまいます。ホイールの形状で差し込みやすさも違うのでミスも減ったりするシビアなスピードの世界であります。

が!
当店の作業ではそのような事はありません。
僕はインパクトレンチを殆ど使いません、タイア交換でも使う時は一度緩めてから使ったり、仮締めで使ってから必ず手でトルクレンチを使い締めつけます。レースの何十倍の時間を使ってタイア交換するのです。

他のボルトも同様でしてパワーツールは殆ど使わないのが僕のスタイル。

ボルトの事や素材や表面処理などを知っていくうちに自然とパワーツールから離れていきました。

ボルトの錆びや、伸びる感じ、ネジ山のガタや引っかかりなど手で感じた感触が全てです。その場に適したボルト、素材があり、そこに使うグリスも多様になります。その全てに意味があり、理由があり。

僕から見れば素人ほどインパクトレンチ使いたがり、怖い物はありませんね。

本当に時間が有れば更に倍時間使いたいのですが、それはそれでお店潰れちゃいますから~(爆

出来るだけの事をするだけで~す♪

さぁ~今日は雨。
朝から頭痛でしたが今は超元気!そんな微妙なテンションでがんばりまっしょぃ!